モンゴル国立医科大学モンゴル日本病院(MNUMS)の紹介

モンゴル国立医科大学附属モンゴル・日本病院は、2016年にモンゴルの首相と日本政府 が大学病院の設立協定に署名したことにより、その歴史が始まりました。この協定は、両国の
友好と協力の象徴となる医療プロジェクトの礎となりました。

日本国民の支援のもと、当院は2019年に国際基準に準拠した最新のインフラと医療機器 を備えて開院し、両国にとって意義深い大規模な建設事業として完成しました。

「国際標準に適合する大学病院となる」というビジョンのもと、当院は全国に質の高い 、かつアクセスしやすい専門医療サービスを提供し、先端的な診断・治療技術を導入しつつ、 教育・研究・イノベーションと統合された医療提供をミッションとしています。

当院は、モンゴルにおける大学病院システムのモデルを構築し、専門的な臨床医療を提 供すると同時に、卒前・卒後の医療人材育成、国際水準の臨床研究の拠点としての役割も担っ ています。

2017年からは、日本の国際協力機構(JICA)と連携し、日本型病院経営の段階的導入 と高度化を目的としたプロジェクトを進めてきました。現在、第2フェーズとして、大学病院 の能力強化と制度構築を目指した取り組みが順調に進行中です。

モンゴル・日本病院は、患者の安全と満足を最優先とし、日本型の「患者支援オフィス 」の導入をモンゴル医療分野で初めて成功させました。この取り組みは2025年に知的財産とし て公式に登録されました。患者支援オフィスは、患者の権利保護、情報提供、サポートの強化 、そして退院時の支援体制を患者中心に整えることを目的としており、現在このモデルを他の 国立病院にも広げる取り組みが始まっています。

当院は、2019年・2021年・2025年に国家医療認証を取得し、2022年にはISO 9001:2015の国際品質認証、2024年にはISO 15189:2022を取得するなど、品質の高い医療提供 体制を構築してきました。

国立医科大学の学識経験豊かな教員・医師・看護師・医療専門職によるチームが一丸と なり、高度で公平な専門医療サービスを提供するとともに、先端診断・治療技術をモンゴルの 医療に導入することを目指しています。毎年、28の専門診療分野で175,000人以上に外来診療 を行い、5,700人以上の入院患者、3,500件以上の手術を実施しています。

患者数とサービス提供の範囲が拡大し続ける中、私たちは常に「患者の安全と医療の質 」を第一に考え、革新的な技術の導入をリードする、モンゴル医療界の先導的存在であり続け ることを目指しています。

モンゴル国立医科大学 モンゴル・日本病院

経営管理チーム

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